Sound of Fairlight Magic

フェアライト、シンクラヴィアに代表されるデジタルオーディオワークステーション黎明期の名盤

Vulture Culture / The Alan Parsons Project

Vulture Culture

エンジニアとしても名高いアランパーソンズがテレビ番組でフェアライトのサウンドを聴いて衝撃を受けたのが1980年。その2年後にフェアライトを導入して制作した"Eye In the Sky”は商業的にも成功を収めた。プログレ色を出しながらコーラスワークなどによるポップ性を両立させるバランス感覚に優れたサウンド作りはこのフェアライトによるところが大きいかと思われる。その延長上にある次作"Ammonia Avenue"とコンセプト感やストーリー性を高めた"Vulture Culture"、さらにバラエティ性に富んだ"Stereotomy"と84年から85年に作られた3作ははいずれも完成度が高く、特に"Stereotomy"は壮大なオーケストレーションも含めそれまでのノウハウが最大限に活かされた集大成的なアルバムに思えたが、クレジットにフェアライトの文字が見当たらないのでやむなく本作をリストアップさせていただいた次第。1985年2月15日発売。
‎アラン・パーソンズ・プロジェクトの「Eye In the Sky」をApple Musicで
‎アラン・パーソンズ・プロジェクトの「Ammonia Avenue (Bonus Track Version)」をApple Musicで
‎アラン・パーソンズ・プロジェクトの「Stereotomy」をApple Musicで