Sound of Fairlight Magic

フェアライト、シンクラヴィアに代表されるデジタルオーディオワークステーション黎明期の名盤

Cupid & Psyche 85 / Scritti Politti

Cupid & Psyche 85

グリーンガートサイドを中心とした音楽ユニットによる2作目。作品毎にメンバーや作風を変える中で突出して評価されている今作は60年代から70年代にジャズやR&B系の名だたるミュージシャンの作品を手掛けたArif Mardinをプロデュースに迎え、更に名だたるセッションミュージシャンを起用して作られた大作であり、多種多様な音楽的エッセンスをフェアライトやPPG Wave、DX-7など様々なシンセサウンドで肉付けし時代を象徴するようなシンセポップに仕立て上げている。その発展形である次作"Provision"(88)は初期段階のドラムプログラミングからシンクラヴィアをベースに制作された。1985年6月10日発売。