ローリー・アンダーソンの「Mister Heartbreak」をApple Musicで
米アートパフォーマー/作曲家による2作目。60年代後半から前衛的な音楽作品の作曲やアートパフォーマンスを始めたアンダーソンは1stアルバム"Big Science"(82)で大きな注目を集めると、83年にシンクラヴィアを導入し、その実験性や付随するポップ（ユーモア）センスを拡張させ、2夜に渡る計8時間の大規模なアートパフォーマンスライブ"United States"（84年に4時間に編集したライブ盤"United States Live"としてリリース）を開催。更にビルラズウェルを共同プロデュースに迎えた本作はエイドリアンブリュー、ピーターガブリエル、ウィリアムバロウズなども参加し、よりダンサブルでバラエティに富んだ内容になった。そしてこれらの楽曲や新曲で構成されたライブコンサートを基に制作された自身の監督による映画作品"Home of the Brave"(86)を発表（ブリュー、バロウズはライブにも参加している）。当時のインタラクティブ分野において先進的とされる技術を駆使したパフォーマンスはショウビズ方面への一つの挑戦か（近年のデヴィッドバーンによる"アメリカンユートピア"とも通じる）。1984年2月14日発売。
ローリー・アンダーソンの「United States Live」をApple Musicで
ローリー・アンダーソンの「Home of the Brave (Live)」をApple Musicで
