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坂本龍一とのコラボレーションや他アーティストのプロデュースなどで知られる英SSW/プロデューサーの2作目。PPG Waveをベースに制作した82年のデビューアルバム"The Golden Age of Wireless"のギミック性の高さに馴染めず、フェアライトを多用した88年作"Aliens Ate My Buick"のコンセプチュアルな構成に抵抗がある御仁にはそういった癖を取り払ってひたすら各曲のサウンドメイクやリズムプロダクションを追求したミニマルな作りの本作をおすすめしたい(が、フェアライトの使用は部分的でむしろバンドセッションによるアレンジに重点を置いていたという)。この作り方はもしかしたらTalk Talkの"The Colour of Spring"(86)のヒントになっている可能性も否定できない(Talk TalkのプロデューサーTim Friese-Greeneはドルビーの作品もプロデュースしている)1984年2月6日発売。