Sound of Fairlight Magic

フェアライト、シンクラヴィアに代表されるデジタルオーディオワークステーション黎明期の名盤

Spoiled Girl / Carly Simon

Spoiled Girl

70年代から活動する米SSWによる12作目。80年作"Come Upstairs"ではシンセ開発者/電子音楽家・Larry Fastが参加、83年"Hello Big Man"では1曲のみだがRob Maunseyがフェアライトプログラミングで参加するなどシンセサウンドを精力的に取り入れてきたサイモンだが、本作はLinnやDMXなどドラムマシンが多用され打ち込みベースになっている。シンセ機材は不明だが坂本龍一のメディアバーンライブでシンセを担当したRobbie Kilgore(他、ホール&オーツやマルコムマクラーレンの作品など)や後にプロツールズの開発にも携わるキーボーディスト・Dave LeBoltなどが参加、プロデューサー陣の中にもアフリカバンバータを手掛け、またリミックスの手法を広めたDJ/プロデューサーのArthur Bakerの名前がある。1985年6月発売。