Sound of Fairlight Magic

フェアライト、シンクラヴィアに代表されるデジタルオーディオワークステーション黎明期の名盤

大峡谷 Grand Canyon / 冨田勲&プラズマ・シンフォニー・オーケストラ ISAO TOMITA & THE PLASMA SYMPHONY ORCHESTRA


ムーグシンセサイザーを日本でいち早く導入しその後のエレクトロニックミュージックにも多大な影響を与えたセインセ奏者の第一人者による8作目。米作曲家ファーディグローフェの同名組曲を様々なシンセ機材による疑似オーケストラで再構築した本作はシンクラヴィアが多くのパートを担っている。富田はこれらデジタル機器も早くから導入し80年代にはその技術を活かした総合メディアコンサート・トミタサウンドクラウドを世界各地で開催。また宇宙の各所で発生する微量なパルス波を音声波形に変換した音源で制作された84年作"Dawn Chorus"ではカシオと共同開発するも市販には至らなかったワークステーションシステム・コスモシンセサイザー(後に発売されたCZシリーズなどにその技術が応用されている)が使用された。サブスクなし。発売日不明