南ア・ケープタウン出身でイギリスで主に活動する劇伴作家による同名映画（邦題「暴走機関車」）のサウンドトラック。82年の劇伴作品"The Dark Crystal jones"ではオーケストラやアコースティック楽器を基調としながらスコットウォーカーや飯島真理、デヴィッドシルヴィアンなどの作品に携わるキーボーディスト/アレンジャー・Brian Gascoigneによるフェアライトやジョーンズが所有するシンクラヴィアが使用されたが、本作はガスコインが設立に携わった映画音楽のポストプロダクションを目的としたCTS Studio 4でスタジオで制作され、その他のスタジオ環境（Linn 9000、Prophet T8、ヤマハ DX7 および TX-816、Oberheim Matrix 12、PPG Wave 2.3）も駆使した（であろう）重厚なシンセサウンドが聴ける。以降ジョーンズはデヴィッドボウイが出演する"Labyrinth"(86)や"Angel Heart"(87)、"Mississippi Burning"(88)などでシンクラヴィアを使用している。サブスクなし。発売日不明。
