S・P・O・R・T・S / The Square
F-1グランプリ(日本でのTV放送時)テーマ曲"Truth"(87)のヒットでも知られる日本を代表するフュージョンバンド(89年にT-SQUAREに改名)による11作目。本作よりデジタル機材をベースにしたプロダクションを試み始めシンクラヴィア(マニピュレーター2名起用)を導入し、またリード(サックス)奏者・伊東たけしも初期型ウィンドシンセ・リリコンに加え新たにEIZUKA ENGINEERING WORKSHOPに特注したTAKACON-1(音源は主にDX-7を制御)を使用するなどサウンド面に大きな転換が見られる(更にエンジニアはオノセイゲン)。本作のデジタルサウンド採用のきっかけとなった85年リリースの伊東ソロ2作目"El Seven"も合わせて必聴。1986年3月5日発売。